以前のブログページを閉鎖する関係で、適宜、記事を移管していこうと思います。まずは、インドネシアの大学への出願方法について。なお、以下の内容は、2015年2月末のものですので、参考までに。
先月、インドネシア大学法学部の講師らと会った際の話では、今期は法学部には日本人留学生がいないとのことでした。私が留学した時は、神戸大学からもう一人学生が来ており、日本人留学生が二人でした。それ以降は、日本人留学生はいないようです。
上記写真のシャツなどは、インドネシア大学のグッズです。在学中にはなかったグッズショップが、2018年3月に久しぶりに訪れた際に出来ていました。
(1)インドネシア大学への出願方法
本日は、インドネシア大学法学部(Study Abroad Program)への出願方法について、書いていこうと思います。同大学は、インドネシア語で「Universitas Indonesia」と書き、よくUIと省略されております。
基本的に、大学HP以外に情報がないので、それを確認しつつ、HPに記載が無い事項や不明確である事項については、メールで問い合わせたり、直接大学に行って確認した方がいいと思います。
なお、問い合わせフォームから大学側にメールを送っても、なかなか返事が来ないので、何度か送った方がいいです。一度、返事が来るようになると、その後はきちんと(数日以内には)返事をくれるようになります。
下の写真は、2014年11月末に、UIを訪問した際に撮った図書館の写真と駅の写真です。
行きはジャカルタのホテルからタクシーで、2000円程かかりましたが、帰りに電車を使うと約94円でした。それに電車の方が時間的に早かったです。
出願に必要な書類は、大学HPに記載されております。
必要書類は、概ね以下のとおりです。
・インドネシア大学所定の出願用紙
・出身大学の卒業証明・成績証明(英語の証明書を、大学が発行してくれます。)
・履歴書
・志望動機書
・推薦状2通
・パスポートのコピー
・健康診断書
「留学 健康診断」などでネット検索すれば、すぐに英文診断書を発行してくれる病院は見つかります。
なお、診断書と一緒に予防接種の相談をしておくことを、お勧めします。例えば、狂犬病の予防接種は3回必要で、出国の約3か月前には予防接種を開始する必要があります。
・証明写真
ちなみに、インドネシアの証明写真は、背景が「赤色」なので注意が必要です。
対応してくれる写真屋は、それなりにありますので、日本国内でもなんとかなります。
・インドネシア大使館からの証書(A letter from Indonesia embassy in your country stating your nationality and willingness to learn at UI)
これが、一番ややこしかったです。
結論としては、インドネシア大使館の私書認証済みの出身大学の卒業証明書及び成績証明書を意味しているとのことでした。これは、UIではなく、インドネシア大使館に問い合わせて初めて分かりました。
まず、自分で、出身大学の卒業証明書と成績証明書が原本である旨を宣誓する宣誓書を英文で作成し、その宣誓書(卒業証明書と成績証明書を添付)を、公証人役場で英文認証してもらいます。
それをもって、インドネシア大使館に行けば、私書認証してもらえます。
この私書認証済みの卒業証明書と成績証明書が、上記「インドネシア大使館からの証書」に該当するとのことでしたが、この書類が、なぜ「stating your nationality and willingness to learn at UI」に該当するのか未だに疑問です。少なくとも、私の国籍は一切記載されていません。
・英語力の証明書(TOEFL又はIELTSの成績表)
TOEFL ibtですと、60/120を超えればいいので、それほどハードルは高くありません。
・銀行の残高証明(英文)
銀行窓口に行けば発行してくれます。なお、インドネシア大学を訪れた際に、聞いた限りでは、預金残高はいくらでも良いとのことでした。
上記必要書類を用意して、EMSでインドネシア大学インターナショナルオフィスに郵送して、出願手続きは完了です。
なお、受験料は不要でした。
出願後は、1か月半程で、合格通知の内定メールが来ました。
(2)ガジャマダ大学への出願方法
本日は、ガジャマダ大学法学部(大学院)への出願方法などについて、書いていこうと思います。
ガジャマダ大学は、ジョグジャカルタにある国立大学です。
ジョグジャカルタには、世界遺産のボロブドゥール遺跡やプランバナン遺跡があり、古都という点からも、日本でいう京都的なイメージを私は抱いています。
2011年に両遺跡を訪れたことがあるので、以下は、その時の写真です。
ボロブドゥール(仏教遺跡)
プランバナン(ヒンドゥー教遺跡)
2006年のジャワ島中部地震の被害で、2011年でも一部が崩壊したままの状況でした。今は、完全修復されているのでしょうか。
話は変わりますが、インドネシアの都市部でない地域に住んでいる人にとっては、日本人は、まだ珍しい存在なのかもしれません(完全に個人的な感想)。過去に2度、インドネシアを訪れた際、2回とも、インドネシア人の観光客に写真を一緒に撮ってほしいと頼まれたことがあります
さて、前置きが長くなりましたが、ガジャマダ大学への出願に必要な書類は、基本的にインドネシア大学のそれと同じです。
但し、英語力を示すTOEFL等の書類は不要でした。
なお、ガジャマダ大学では、学部と大学院において、インドネシアの法律を英語で学ぶコースが用意されておりました。
また、現地で確認したところ、出願方法は、必要書類をPDFでメールするだけでOKで、原本を郵送する必要はないとのことです。
大学にメールで出願後、2週間程で、合格内定のメールが届きました。
※上記情報は、2015年2月末に出願した際の情報になります。
その後、変更されている可能性がありますので、出願時にはよくご確認ください。
弁護士 味村祐作
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